
転職はこれからの人生を決める大きな選択です。
新しい職種に挑戦することは、やりたい仕事を見つけたり、情熱をもって働ける場所を見つけたりするメリットがあります。
前職で得たスキルを生かせる職業に就くことは、キャリアアップをして、高度な専門スキルや技術を身に付けることができるメリットがあります。
自分の目的に合わせた選択をすることが望ましいですが、職業には、資格や専門スキルを必要とするものから、未経験でも就きやすいものまでさまざまなあるので、どの職業を選ぶといいのか悩むことがあると思います。
そこで本記事では、転職におすすめの職業と未経験でも転職しやすい職業についてご紹介します。
目次
転職におすすめの職種が知りたい!
求人を探す時は、転職サイトや転職エージェント、ハローワークなどのさまざまあります。
掲載されている求人を眺めていても実際にどういった業務内容なのか想像つかないので、なかなか納得するものを見つけることは難しいと思います。
また、転職エージェントサービスを利用して、キャリアアドバイザーから案件を紹介してもらったとしても、その人の経験年数や能力によって左右されますし、営業ノルマを達成するために急いで案件を紹介しているのでは?と疑ってしまうので、そういったサービスを信用することも難しいです。
選択の視野を広げるためにも、さまざまな職業の仕事内容や、その職業を選択した理由についても説明していきます。
転職におすすめの職種5選とその理由
新しい職業に就いたはいいけれど、「想像していたものと違った」「ブラックで精神的にきつい」など、自分に合わない職業を選んでしまうと、辛い思いをしてしまいます。
満足いく転職に繋げるためには、どういった職業なのかを理解することが大切です。
ここでは、おすすめの職業を7つご紹介します。
- 公務員
- コンサルタント職
- 介護職
- 営業職
- ITエンジニア
- 品質管理職
- カスタマーサポート職
それぞれ詳しくみていきましょう。
公務員
公務員には大きく分けて、国のために働く国家公務員と地域のために働く地方公務員があります。
国の公式行事や国民全体に関わっており、立法、司法、行政という政府の根幹を支える仕事
また、仕事のスケールが大きいので、全国、全世界を相手にして、影響力の大きな仕事がしたい人にはおすすめです。
都道府県・市町村などの地方自治体で働く公務員(日本の公務員全体の約8割以上が地方公務員です。)
地方公務員のメリットは、地元で働くことができる点です。
県外へ移動することがないので、一緒に働く人が頻繁に変わったり、新しい環境に慣れたりする心配はありません。
公務員は、安定した収入と充実した福利厚生を受けたい人にはおすすめな職業です。
コンサルタント職
コンサルタント職とは、製品やサービスの売上をあげたいクライアントをお客さんとして、その課題を解決するための方法を考えたり、手伝いをしたりするお仕事になります。
コンサルタント職には大きく分けて、総合コンサルタントと専門コンサルタントがあります。
クライアント企業の経営分析から戦略策定、新規システムの導入やその後の運用・保守まで、さまざま分野での支援を行う仕事。
特定の顧客層に対し、専門分野においてのアドバイスをし、クライアントがさらに利益を出せるように改善策を提案する仕事。
コンサルタント職は、クライアントへアドバイスをする立場になるので、そのコンサルティング領域に必要なスキルや経験が必要になります。
メリットは、実力に応じて年収が上がることです。(特に外資系の仕事であれば年収が高い傾向があります。)
また、ビジネスマンとして圧倒的なスキルを得られるので、高度な専門的知識や技術を学び、成長したい人にはおすすめな職業です。
介護職
介護職は、高齢者が安心して生活できるように、訪問介護や在宅分野から老人ホームなどの介護施設で、高齢者の身の回りの世話や相談、援助などの介護サービスをする仕事です。
介護職の仕事は大きく分けて、入所型と通所型があります。
常に介護が必要な高齢者が入所する施設で、食事介助や排泄介助、入浴介助、移動介助、更衣介助など、身の回りのお世話をする仕事。
介護が必要な高齢者の居宅を訪問し、日常生活の援助などの介護サービスを行う仕事。(掃除、洗濯、調理などの生活援助も行います。)
介護職のメリットは、景気の波に左右されないため、安定して長く働けることです。
また、介護福祉士の資格を取ると、年収アップに繋がります。
ITエンジニア
ITエンジニアは、コンピュータや通信を駆使した情報技術に特化した技術者の総称です。
エンジニアの種類にもさまざまあり、例えばシステムエンジニア、プログラマー、インフラエンジニア、情報セキュリティエンジニアなどがあります。
実際には、自動車や家電製品、パソコン、電子端末、Webサービスなどの開発・製作には、さまざまな場所で関わっています。
ITエンジニアのメリットは、結果が出せた分、給料もアップするので、短期間で収入を増やすことができる点です。
また、パソコンとインターネット環境があれば、オフィスで作業しなくてもようため、場合によっては在宅勤務も可能で、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。
品質管理職
品質管理職は、消費者に安全で安心な製品を提供するために、原材料の受入れから製品の出荷にいたるまでの品質検査や工程管理をする仕事です。
また、同時に製造スタッフへの衛生指導や工場内の環境整備も行います。
品質管理は、品質保証と生産管理と似ていますが、活動の範囲が異なります。
品質管理職のメリットは、他職種と比べ、残業が比較的少なく、休日もしっかりと取りやすい点です。
ワークライフバランスの取れた環境で仕事をしたい人にはおすすめの職業です。
未経験でも転職しやすいおすすめの職種5選とその理由
専門資格をもっていない場合や、未経験の場合はどの職業を選べばいいのか?職業を選ぶ時は悩むと思います。
次には、未経験でも転職しやすい職業を5つ紹介します。
- 営業職
- 販売職
- 事務職
- 物流ドライバー
- 観光業
それぞれ詳しくみていきましょう。
営業職
営業職とは、見込み客に商品やサービスを買ってもらうために、営業戦略を立てたり、顧客が抱える課題をどのように解決できるのかを提示するお仕事です。
営業職に就くために特別な知識やスキルを身に付ける必要はなく、人と話すこと好きな人であれば、未経験でも転職しやすい職業になります。
営業職のメリットは、営業インセンティブという特別ボーナスがでる会社であれば、成果を上げた分、収入アップに繋がることです。
また、さまざまな人とコミュニケーションをとるので人脈が広がることも利点です。
販売職
販売職とは、コンビニやスーパー、デパート、量販店などの店舗で商品を販売するお仕事です。
具体的には、接客やレジ打ち、商品の品出しと在庫管理、レイアウト決めなどを行います。
販売職に必須の資格はありませんが、取り扱う商材に応じた資格を取得することで、仕事で活用することができます。
例えば、ファッション販売能力検定、カラーコーディネーター、ファッションビジネス能力検定などです。
販売職のメリットは、接客スキルやコミュニケーション能力が身に付くことです。
お客さんや他社の販売員とコミュニケーションをとる機会が多いため、「聞く」と「話す」能力を身に付けることができます。
女性が活躍できる環境が多いこともメリットになります。
事務職
事務職とは、書類作成やデータ入力、電話、メール対応などの机上で行う業務や、来客時には出向き、対応するお仕事になります。
事務職を募集する求人は、未経験でも可能な場所がほとんどなのでハードルが低く、チャレンジしやすい職業になります。
事務職のメリットは、データや文書作成をするので、ExcelやWordなどのパソコンのスキルや、電話対応、接客マナーが身に付くことです。
営業職のようにインセンティブはなく、体力的ではないので、給与が安定していることもメリットになります。
物流ドライバー
物流ドライバーとは、小型、中型、大型のトラックを運転し、商品の配送、を行うお仕事になります。
ドライバー不足で、人手が足りない会社が多く、未経験でも採用されやすい職業になります。
中型自動車や大型自動車の免許は必要になりますが、免許取得費用の負担をしてくれる会社は多いため、費用を負担することなく、就職しやすい環境になっています。
働く人の年齢層は幅広く、女性ドライバーの積極採用しているところが多いです。
観光業
観光業とは、一般的な旅行代理店関連の仕事からホテル業までさまざまあります。
例えば、ツアーコンダクター、旅行会社カウンタースタッフ、空港スタッフ、観光ホテルスタッフなどです。
人気な業界でもあるので資格を持っていると有利です。(旅行業務取扱管理者、旅程管理主任者、旅行地理検定、世界遺産検定、観光ビジネス実務士など)
観光業のメリットは、さまざまな地域を旅することができるので、多様な文化に触れ、個人の視野が広がる点です。
旅行好きであれば、観光業はおすすめの職業になります。
その他、おすすめの転職業種は以下の記事を参考にしてください。
転職におすすめの業種ランキング3つ!未経験でもなれる業種・職種は?
おすすめの職種でよい転職先を選ぶ3つのポイント
転職選びに失敗しないようポイントは抑えておきたいところです。
次は、おすすめの職種でよい転職先を選ぶ時の3つのポイントをご紹介します。
- 成長が見込める業界であること
- 労働環境が整っていること
- 離職率が低いこと
それぞれ詳しくみていきましょう。
成長が見込める業界であること
どの業界も需要は変動してきます。
経済の流れやインターネットの発達などの影響を受け、今後も成長を続けるものもあれば、衰退してくものもあります。
落ち込んでいる業界へ転職してしまうと、給与が下がってしまったり、成果が出るまで残業が多くなってしまったりと、大変な思いをしてしまうのでしっかりと見極めることが大切です。
労働環境が整っていること
退職理由として、よく上がってくるのは労働環境です。
労働環境が悪いと、残業時間が規定の範囲を超えていたり、休日出勤も頻繁にするようになったりと、過酷な労働条件で働いてしまうことになってしまいます。
ブラックな環境に遭遇してしまわないよう、直近の業績や年間の有給取得平均日数などが企業のデータを確認したり、平均年齢や平均勤続年数を確認したりして、社員達の労働状況を推測することも大切です。
離職率が低いこと
離職率とは、仕事に就いていた労働者のうち、どれくらいがその仕事を離れたかを算出した比率のことを言います。
離職率が高い職場は、労働環境が悪い傾向があるので、人間関係や悪く、ストレスが多かったり、長く働いても給与が上がらなかったりと不満がばかりで辞める人が多い職場になります。
定着率が良い企業を選ぶためには、「ワークライフバランスが整っているのか?」「仕事の評価制度や待遇も良いのか?」「教育環境や研修が整っているのか?」を確認することが大切です。
また、優良企業を見つけるためには、転職エージェントの無料サービスの利用がおすすめです。
おすすめの職種で転職活動をしよう
転職する時は、どの仕事を選ぶといいのか不安になりますが、なるべく前職で得た知識やスキルが生かせる職業を選ぶと会社としても必要とされやすいです。
迷った時には、口コミサイトなどを参考にして、実際に働いた経験のある人の声を聞くと、イメージがしやすくなります。