司法書士の年収が低いと言われる3つの理由!現実は500万?1000万?

司法書士の職種という言葉を耳にすると皆さんはどのような仕事をイメージしますか?

弁護士と同じようなイメージで、年収が高いと考える人が多いのですが、実は司法書士はそこまで年収が高くありません。

もちろん司法書士の人によっては高額年収の人がいますが、比較的少ないといわれています。

司法書士の人はなぜ年収が低いのか、低いといわれる理由や現実の年収について解説します。

司法書士の年収について知りたい!

司法書士や弁護士などは特に近年注目を集めている職業で、司法書士を目指しているという人は昔と比べるとかなり多くなりました

しかし司法書士は弁護士とは違って年収が低いともいわれています。

本当に司法書士は年収が低いのか調べる人も多いので、司法書士の年収や年収が低いといわれている理由についてご紹介します。

実は年収が低いと言われている司法書士とは?

まずは年収が低いといわれている司法書士の仕事や将来性・資格についてご紹介します。

司法書士は弁護士と同じイメージを持つ人も多いのですが、違うポイントも存在します。

司法書士について気になっている人は参考にしてください。

  • 司法書士の仕事・やりがい
  • 弁護士との違いは?
  • 司法書士になる為の資格や難易度
  • 司法書士の現状と将来性

司法書士の仕事・やりがい

司法書士がどのような仕事なのか気になって調べる人も多いのですが、司法書士の主な仕事は法務局や裁判所・検察庁に提出するような書類や登記手続きを行うのが主な仕事です。

特に金銭消費貸借関係や不動産売買の案件・不動産貸借等の解決が得意です。

近年では高齢化の影響もあって日本では、成年後見制度における後見人としての役割が高まってきています。

弁護士との違いは?

司法書士と弁護士は似ているイメージですが、どちらも法律関係の仕事です。

しかし司法書士と弁護士ではできる範囲が異なります。

というのも、司法書士は法律で定められた範囲・分野のみの取り扱いになるものの、弁護士は司法書士以上の全ての業務に対応できます。

司法書士は、主に登記・供託を扱う資格だと考えるのが好ましいです。

司法書士になる為の資格や難易度

司法書士になりたい場合は国家資格である司法書士試験を受ける必要があります。

司法書士試験は特に知名度が高い国家資格ですが、難易度は弁護士に続いて極めて難しいといわれています。

気になる司法書士ですが、2018年・2019年ともにわずか4%程度の合格率だったため、この数字からもかなり難しいことがお分かりいただけるのではないでしょうか。

司法書士の現状と将来性

結論を先にご紹介すると司法書士の将来性はかなり厳しいといっても過言ではありません。

というのも、司法書士は人気を集めている職業ではありますが、人気の高さから司法書士を目指す人が一気に急増しているため、需要と供給のバランスが崩れているといわれています。

1993年から2001年程度までは年間50人程度の増加だったのですが、現在は毎年500名以上の人が司法書士になっています。

司法書士の急増が原因で仕事がなくなり、収入も少なくなったという声も多いです。

司法書士の年収が低いと言われている3つの理由

次は司法書士の年収が低いといわれている3つの理由について解説します。

司法書士の年収が低いといわれている原因は「ニーズ」と「単価の低さ」「司法書士の数」が大きな原因として挙げられます。

司法書士の年収の低さに疑問を感じている人は要チェックです。

  • IT普及により昔に比べてニーズが減少している
  • 主な仕事が事務レベルで単価が低い
  • 司法書士の数が増え就職難

IT普及により昔に比べてニーズが減少している

日本だけでなく世界中でIT化が進み、利便性が昔と比べるとかなり良くなっています。

以前までは司法書士の人に相談に来ることも多かったのですが、ネットでさまざまなことを検索して調べることができるようになったため、昔と比べるとニーズが減っています

このようなニーズが減ると必然的に仕事の依頼が少なくなるため、司法書士の年収が下がっているのです。

主な仕事が事務レベルで単価が低い

司法書士の年収では法律に関する書類の作成や登記業務を行ってくれますが、仕事がニーズの低下に伴い事務レベルの仕事が多くなっています

事務仕事は当然他の業務内容と比べると報酬金額などが大きく減るため、このような仕事の内容による影響も年収の低下と大きく関係しています。

司法書士の数が増え就職難

司法書士の年収は事務の仕事やニーズの低下が大きな影響を与えていますが、最も年収を下げているのがやはり司法書士の数が昔と比べて圧倒的に少ないためです。

司法書士になる人が増えているため、就職難状態も急増しており、司法書士になりたかったけど就職先が見つからないと苦戦している人もたくさんいます

さらに司法書士に憧れていたものの、現実では年収も低くドラマのような仕事がたくさん舞い込んでこないため、転職先探しをする人も多いのが現状です。

司法書士の実際の年収・給料は?

次は年収が低いといわれている司法書士の実際の年収や給料について解説します。

給料や年収は多くの人が興味を持っているため、調べる人も多いです。

実際の司法書士の収入・給料についてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

  • 初任給は一般的なサラリーマンより低い
  • 平均年収は500万円前後

初任給は一般的なサラリーマンより低い

司法書士の初任給について気になって調べる人が多いのですが、司法書士の平均初任給は一般的なサラリーマンと比べると低いです。

もちろん一般のサラリーマンといっても、仕事の内容や勤めている企業の基本給などによって変わりますが、司法書士の初任給は平均20万円程度になります。

司法書士になるための国家試験は合格率がわずか3%~4%程度で難易度が高いものの、実際に司法書士になって仕事をしても想像よりはるかに低いスタートになるため、思っていたのと違ったと感じる人も多いです。

平均年収は500万円前後

司法書士の初任給はかなり低いため、驚く人も多いのですが、司法書士の平均年収について調べる人も多いです。

司法書士の平均年収はおよそ500万円程度で、数多く存在する業種の中では比較的高いです。

しかし弁護士と比べると低い上に、開業司法書士と勤務司法書士の勤務形態によって差が出るため、勤務司法書士の人は平均が300万円から400万円程度という人もたくさんいます。

勤務司法書士と開業司法書士で年収に大きな差が出る

勤務司法書士と開業司法書士では大きく年収差が異なり、開業司法書士から「司法書士」という仕事は魅力的だと聞いていても勤務司法書士になって想像と違ったという声もたくさん挙がっています。

というのも前述でも少し触れましたが、開業司法書士と勤務司法書士では年収にも大きな違いが存在し、開業司法書士はやり方や仕事の量によっては年収1,000万円も夢ではありません。

しかし勤務司法書士の場合は年収350万円から400万円程度がほとんどで、一般サラリーマンと比べると同じくらい、または低いという場合も多いです。

単純に勤務司法書士と開業司法書士では年収が600万円から700万円程度も違います。

苦戦しながらも難易度が高い国家試験に合格したのに、勤務司法書士のままで居続けてあまり稼げなかったという人も多いです。

年収の高い開業司法書士になる為の5つのポイント

次は開業司法書士になるための5つのポイントについて解説していきます。

開業司法書士はやはり年収が高い上に、自分の思ったような行動ができるため、多くの人が思い描く開業司法書士になることができます。

もちろん開業司法書士だから必ずしも成功するというわけではないのですが、開業司法書士になって成功するための5つのポイントなのでぜひチェックしてみてください。

  • 行動力
  • 営業力
  • 立地
  • 人脈
  • 開業資金

行動力

開業司法書士になりたいと考える場合に大切なのはやはり「行動力」が必須といっても過言ではありません。

開業司法書士だけに限った話ではないのですが、開業したからといってすぐにお客さんが多く訪れてくれる・仕事が多く舞い込んでくるというわけではありません。

最初は話題性からお客さんが訪れる場合もありますが、いつまでも続くわけでもないため、年収が上がらない場合が多いです。

人脈が作ることができるようにさまざまな会合などに参加を行っていく必要があります。

営業力

行動力とともに大切なのが「営業力」です。

営業力はとても重要で、信頼してもらうことができないと仕事を依頼してもらうこともできません。

この信頼関係を築くためにも営業力がないと力がないと判断され、大切な悩みの相談をしてもらえない場合が多いです。

逆を言えば営業力がある人であれば仕事が舞い込んでくる場合が多いため、営業力にしっかりと磨きをかけていくのもおすすめです。

立地

立地は一見あまり関係ないようなイメージを持つ人も多いのですが、立地もとても重要です。

なぜ立地が大切なのかというと、暗くてじめじめしたようにある事務所と明るくて立地がいい場所にある事務所の二つを見た場合、やはり後者の方が利用したいと考える人が多いのではないでしょうか。

立地が悪い場所だと単純に足を運び辛い上に、不安を抱えている・悩みを抱えている人が訪れるため、より不安や心配が増大して足を運ぶ人が少ないです。

立地がいいと一度相談してみようと考えて足を運ぶ人が多いため、立地もかなり大切です。

人脈

開業司法書士で成功したいと考えている場合はしっかりと人脈を築き上げていくことも大切です。

人脈がないと飛び込み客からの依頼のみの状況になるため、経営が危ない状態になることが多いです。

逆に人脈があると、人からつながって仕事の依頼が届くようになることも多いため、人脈をしっかりと築き上げていくことが大切になります。

開業資金

開業司法書士になる場合は、開業資金もしっかりと用意しておくようにしましょう。

開業資金はあればあるほどもちろんいいのですが、最低ラインとして確保しておくのがおすすめなのが「150万円」程度です。

生活費や事務所の運営費・オフィスをレンタルする料金(半年分程度)がメインになり、他にも名簿登録料や応接セット・HP作成費用などが挙げられます。

開業資金が少なくても成功している人はいますが、心に余裕をもって仕事を行うためにも開業資金をしっかりと確保してから開業司法書士になるようにしましょう。

司法書士の年収は働き方で差が出る

司法書士の年収は開業司法書士か勤務司法書士かなどの働き方によって大きく変わるといっても過言ではありません。

開業して成功をすれば弁護士同等の高額年収になることができますが、勤務司法書士の場合はサラリーマンとそこまで変わらない年収になる場合が多いです。

将来性などもしっかりと考えて司法書士になるようにしましょう。

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