医者の平均年収は?年齢・働き方・分野・都道府県別に紹介!

パイロットや消防士と並んで人気がある医師という職業は人の命を救う仕事でもあり、ドラマや映画でも題材にされることから憧れを抱いている人も多いでしょう。

この記事では、職業別ランキング、都道府県や年齢別の年収の違いについて解説していきます。

医者の平均年収は、年齢や働き方、働く場所によって大きく変わる

医師というと一般の職業と比べるとパイロットと同様に年収が高いとされている職業の一つで、人の命を助けるという責任のある仕事ということで将来は医者になりたいと夢を抱く子供も多いのが現状です。

パイロット、消防士と並んで人気が高い職業の医師は年収が高いと言われていますが、その分、気を遣う失敗の許されない仕事ということで年収と仕事内容が見合っているのかどうかは疑問です。

これから、医師の年収を年齢別や都道府県ごとに紹介していきますので、医師を目指している人はぜひ参考にしてください。

医者の平均年収はどれくらいか

医師という仕事はパイロットと同様に年収が高いとされていますが、実際のところ医師の年収はどれぐらいあるのでしょうか?

これから、医師の平均収入や職業別の年収ランキングなどを紹介します。

  • 医者の平均年収は1,240万円
  • 職業別の年収ランキングで第2位の年収
  • 年齢が上がるにつれて、男女の年収の差が大きくなる
  • 開業医の方が年収は高い

医者の平均年収は1,240万円

平成28年の厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、医師の収入は平均で1,240万円となっており航空機操縦士に続いて高い年収となっています。

月収が310万円ということで、一般的な会社員のお給料と比べると断然、高い月収となっていることもあり人気の高い職業となっています。

職業別の年収ランキングで第2位の年収

職業別の年収を調査したところ、1位は航空機操縦士(パイロット)の2,047万円前後となっており、医師の年収ランキングで2位という位置付けとなっています。

医師といっても様々な分野の医療があるので各分野の医師によって年収は変わってきますが、平均的に見ると第2位となっています。

年齢が上がるにつれて、男女の年収の差が大きくなる

医師の年収は医大を卒業したての24歳ごろは450万円前後となっていますが、30代、40代と年齢を重ねるごとに上昇していきます。

例えば、30代の年収であれば650万円前後、40代であれば男性か女性かで大きく年収に差がついてきて男性は950万円前後で女性は850万円前後となっています。

60代になると1,800万円前後となっており、航空機操縦士とほぼ変わらない高い年収となっています。

開業医の方が年収は高い

医大を卒業してから基本的に病院で働く医師が多いのが現状ですが、病院勤務を経て自分の病院を開業する医師も中にはいます。

病院勤務の医師の年収が1,456万円に対して、開業医は2,887万円と約1,200万円も高い年収が得られるということが調査で判明しました。

開業医は病院を開業する資金も調達したり、他の医者や看護師にお給料を支払う必要があるので、ハイリスクハイリターンなことから病院勤務の医師より高い年収となっています。

医者の年齢別の平均年収

医師の年収は年齢や性別によって大きく異なってきます。

例えば、女性に関しては産休に入ってしまいフルタイムで働くことができない人も多いため、男性よりは年収が低いデータが発表されています。

これから、年齢ごとの年収を男女別に解説していきますので参考にしてください。

年齢 男性 女性
24歳研修医1年目 462万円 412万円
35~39歳 1,262万円 1,086万円
55~59歳 1,745万円 1,878万円
65~69歳 1,527万円 1,264万円

24歳研修医1年目の平均年収は、男性462万円、女性412万円

医者の年収を調査したところ、医大を卒業した24歳の研修医の平均年収は、男性は462万円で女性は412万円となっており男女で差があります。

年収が450万円前後ということは、月収は37万円前後となるので一般的なサラリーマンと同じような年収となります。

しかし、研修医を卒業して本格的に医師となった場合は、徐々に年収が上がっていきます。

35~39歳で、男性1,262万円、女性1,086万円

研修医を卒業して本格的に医師となれば、20代であっても一般的な仕事よりは高い年収を得ることができます。

30歳から39歳までの平均年収は、男性医師であれば1,262万円で女性医師であれば1,086万円となっており、24歳の研修医に比べるとはるかに高い年収となっています。

男性と女性では約200万円の差がついており、その理由としては30代の女性が産休に入ってしまってフルタイムで勤務できないというのが大きい理由となっています。

55~59歳で、男性1,745万円、女性1,878万円

 

55歳から59歳の医師の平均収入は、男性医師が1,745万円で女性医師が1,878万円となっており、この年代に来て男女逆転の年収となっています。

育休に入っていてフルタイムで働けなかった女性医師が、50代に入りフルタイムで病院勤務で働くことができるようになります。

また、男性医師は50代になると開業する人も多く見られることから、50代の医師の平均年収は女性の方が男性を上回る結果となっています。

65~69歳で、男性1,527万円、女性1,264万円

65歳から69歳の医師の平均年収は、男性医師が1,527万円で女性医師が1,264万円という結果が出ています。

50代に比べると200万円ほど低い年収となっていますが、やはり60代に入ると体力などの問題で緊急オペなどに対応しにくくなってくることもあるので、50代の医師と比べると年収が下がってしまうようです。

医者の働き方別の平均年収

医大を卒業してから研修医として病院に勤務するのが一般的とされていますが、ある程度の経験を積んだら開業する医師もいます。

これから、病院勤務の医師と開業医の年収の差について解説していきます。

  • 病院勤務医の平均年収は、1,456万円
  • 開業医の平均年収は、2,887万円
  • 開業医は、経営者であるので支出も多くなる

病院勤務医の平均年収は、1,456万円

大学の医学部を卒業してからは基本的に病院で研修医として働くことになりますが、病院勤務の平均年収は1,456万円となっています。

研修医は一般的な職業と同じような年収になりますが、30代から徐々に年収が上がり1,000万円以上は稼ぐことができます。

開業医の平均年収は、2,887万円

病院勤務の医師の平均収入が1,456万円に対して、開業医は2,887万円と病院勤務の平均収入の約2倍となっています。

ただ、開業医の場合は開業資金の回収や医療器具の購入、そして従業員のお給料などを支払わなければならないので、収入も多いのですがその分、出資も多いのが現状です。

開業医は、経営者であるので支出も多くなる

開業医は医者であるとともに経営者でもあるので、開業のためのお金を出資したり医療機器などを購入する必要もあるので支出が多くなります

しかし、収支は全て開業医の元に入ってくるため、病院勤務の医師よりも2倍という高い年収を得ることができるため、50代以降の男性医師で開業医となる人も多いのが現状です。

医者の分野別の平均年収

医師と言っても様々な分野の医療部門があるので、各医療部門の年収を調査した情報を紹介していきます。

  • 脳神経外科医が1480万円と平均年収が1番高い
  • 皮膚科、眼科、泌尿器科、耳鼻科医は1078万円と平均年収が1番低い

脳神経外科医が1480万円と平均年収が1番高い

診療科によって年収に大きく差が出てきますが、一番年収が高いとされているのが脳神経外科の外科医が年収1,480万円となっており他の診療科よりも高くなっています。

脳神経外科医は脳梗塞やくも膜下出血など直接、生死に関わる難しい手術を行うことから、緊急オペも多く神経を使う仕事です。

よって、1,480万円という年収は業務の重みに比べると低い賃金設定ということで、脳神経外科医の満足度は40%前後となっています。

皮膚科、眼科、泌尿器科、耳鼻科医は1078万円と平均年収が1番低い

一番年収が高いのが脳神経外科医に対して、一番年収が低いとされているのが1,078万円の皮膚科、眼科、泌尿器科、そして耳鼻科医となっています。

一番低いと言っても、一般的な職業よりははるかに高い年収となっていますが、やはり医師という人命に対して責任のある職業ということもあり高い収入を得ることができます。

医者の都道府県別の平均年収

医師の年収は診療科ごとにも変動はありますが、都道府県ごとにも異なります。

これから、代表的な都道府県の医師の年収を具体的に紹介していきます。

  • 男性の1番年収が高い都道府県は、岩手県で2,446万円
  • 女性の1番年収が高い都道府県は、群馬県で2,067万円
  • 男性の1番年収が低い都道府県は、富山県で632万円
  • 男性の1番年収が低い都道府県は、石川県で611万円

男性の1番年収が高い都道府県は、岩手県で2,446万円

平成29年の厚生労働省の調査によると、岩手県で働く医師の年収が一番高いのは男性で、平均収入は2,446万円となっています。

岩手県では医師が不足している状態ということで、都内や大都市に比べると年収が高く設定されています。

女性の1番年収が高い都道府県は、群馬県で2,067万円

群馬県で働く医師で一番年収が高いのは女性となっており、平均収入は2,067万円となっています。

男性医師よりも女性医師の方が年収が高いのは地方ではあり得ることで、都内に比べると女性医師が不足していることもあり女性の方が年収が高く設定されているようです。

男性の1番年収が低い都道府県は、富山県で632万円

富山県では医師の年収が一番高いのは男性で、平均年収は632万円となっています。

都道府県で二番目に年収が低いのは富山県というデータが出ており、一般的な職業よりも少しだけ高い年収となっています。

男性の1番年収が低い都道府県は、石川県で611万円

都道府県の中で最も年収が低いとされている石川県では男性医師の平均年収が611万円となっています。

611万円というと月収50万円前後ということなので、比較的高い月収となっていますが医師としては他の県よりも低いお給料となっています。

医者の平均年収は、医師不足の過疎地域だと高くなる

医師の年収を都道府県ごと、そして年齢別ごとに紹介しましたが、病院勤務か開業医化によっても年収は大きく異なるというのが現状です。

開業医に関しては年収が2,800万円前後となっていますが、その分支出も多く責任も倍となっています。

岩手県や群馬県のように、医師不足の地域だと開業医レベルに高い年収を得ることができるので、もし年収にこだわるのであれば医師不足の過疎化地域の病院に勤務することをおすすめします。

おすすめの記事