
外資系勤務は未経験だけと英語を活かせる環境下で働きたいという未経験者も多くいるようです。
この記事では、未経験者が外資系への転職を成功させるコツを紹介します。
また、外資系への転職についての質問と回答も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
未経験でも外資系に転職は可能
今まで外資系企業で勤務したことがないけど、英語ができるので外資系の企業へ転職したいと考えている人もいるでしょう。
未経験者でも外資系企業へ転職することは大いに可能ですが、いくつかコツが必要になります。
これから、未経験でも外資系への転職を成功させるための方法や転職前に知っておきたいことを説明します。
未経験でも外資系への転職を成功させる4つの方法
グローバル社会になった現在、外資系に転職または海外で働きたいという人も増えてきていますが、外資系企業に就職したことがない未経験者がどのようにして外資系企業へ転職することができるのでしょうか?
これから、未経験でも外資系への転職に成功させるコツを紹介します。
- 専門スキルを身に付ける
- ビジネスレベルの英語力をつける
- 英語での面接対策を徹底する
ビジネスレベルの英語力をつける
未経験でも外資系への転職に成功させるには、TOEIC850点以上のビジネス英語力を身につける必要があります。
ただ、外資系企業の中でも部署によっては英語を話す機会がない場合もあるので、必ずしもビジネスレベルの英語の会話力が必須ということではありません。
採用するにあたっての物差しとしてTOEICの資格を持っておくと、スムーズに転職を成功させることができます。
また、外資系企業に勤務している外国人と円滑に仕事をする上では、日常会話程度はマスターしておくと好感度も上がります。
英語の履歴書・職務経歴書を完璧に
未経験者が外資系の企業に転職したいという場合は、英語の履歴書には以下の情報をしっかりと明記する必要があり、海外の場合は日本と違って学歴については最終学歴のみ表記します。
- Personal Data(個人の基本情報)
- Education(学歴)
- 資格(Qualifications)
- コンピュータスキル(Computer Skills)
- 職歴(Career History)
- Summary(今までのキャリアの要約)
- Objective(応募するポジションや希望職種)
海外の履歴書は特にフォーマットは決まっていないため、一から自分で履歴書を作成することになるのですが、外資系企業に送る履歴書には今まで自分が行ってきた仕事の成果を書くことを忘れないようにしましょう。
また、英語のスペルミスがあると書類選考で落ちてしまうことがあるので、英語ネイティブの友達がいる場合は友達に履歴書を見てもらって修正してもらうことをおすすめします。
英語での面接対策を徹底する
外資系企業の面接は英語で行われるため、緊張せずに英語でアピールすることができるように事前に練習しておく必要があります。
英語面接を成功させるポイントは以下になります。
- 面接の進め方は先方に任せる
- 目と目を合わせながらしっかり握手をする
- 背筋を伸ばして気を抜かない姿勢
- コミュニケーションを円滑にさせる
- 時折、笑顔を見せるようにする
- アイコンタクトは重要(目を逸らさない)
特に、営業などの海外の人と頻繁に仕事をする役職に就きたいという場合は、Skype面接を行うことが多いので、英語ネイティブの人に頼んで模擬面接を行うと当日に緊張することなく自信を持って面接に挑めます。
未経験で外資系に転職する際のよくある4つの質問
今まで日系企業でしか働いたことがないけど、今後は外資系企業でステップアップを図りたいという外資系未経験者でも問題なく転職することができるのでしょうか?
これから、未経験者が外資系に転職する際の主な質問を紹介していきます。
- 英語が出来なくても外資系に転職できる?
- 海外勤務の経験がなくても外資系に転職できる?
- 外資系金融機関が人気だけど未経験で転職は難しい?
- 未経験で女性でも外資系に転職できる?
英語が出来なくても外資系に転職できる?
英語が話せないので外資系企業への転職は無理だと諦めてしまっている人も多いかもしれませんが、実は英語がペラペラでなくても外資系企業に就職することができます。
外資系企業といっても様々な部署があり、営業や開発などといった外国人スタッフとコミュニケーションを取る必要がある役職は高い英語力が必要です。
しかし、経理や事務など英語を頻繁に話す必要がない部署もあるので、外資系に転職はしたいけど英語がペラペラではないという場合は、履歴書に希望している部署を明記するようにしましょう。
ただ、TOEICなどの英語の資格を持っておくと、外資系企業への転職を成功させることができる可能性は高くなるので、できればTOEIC850点以上を取得することをおすすめします。
海外勤務の経験がなくても外資系に転職できる?
外資系企業に転職したいけど、今まで海外で働いた経験がないから無理かもしれないと諦めている人もいるかもしれません。
しかし、海外勤務経験がないからといって外資系企業に転職することが難しいかといったら、決してそうではありません。
海外勤務経験があれば、その国の文化を知っているということで仕事もスムーズに行くことから採用されやすいということもありますが、日本にいたとしても外国の文化を理解することが十分に可能なので海外勤務の過去があるかどうかは必須ではありません。
転職エージェントを利用してキャリアアドバイザーに相談すれば、海外勤務の経験がなくても内定がもらえる外資系企業を紹介してくれるので、一人で悩まずに積極的に転職エージェントを利用しましょう。
外資系金融機関が人気だけど未経験で転職は難しい?
金融業界は福利厚生もしっかりしており、年収も他の業種と比べると高いということから金融業界への就職率は年々上昇しています。
よって、金融業界で働いたことがあるという経験者でも金融業界への転職は狭き門だと言われています。
ただ、銀行員として働いていた経験がある人や証券会社出身の人であれば、外資系の金融業界が未経験という人でも外資系に強い転職エージェントを通して転職活動を行えば、転職を成功させることが可能になります。
未経験で女性でも外資系に転職できる?
外資系企業に転職したいけど女性だし未経験だから無理だろうと諦めている人もいるかと思いますが、女性で外資系企業に勤務したことがない未経験者でも問題なく転職を成功させることができます。
海外の企業だとワークライフバランスが整っており、育児をしながら英語を活かしてバリバリと働きたいという女性に最適です。
また、海外の企業では男性も女性も同じように評価されるので、女性だからこの仕事はできないなどの差別もないので働きやすい環境にあります。
未経験で外資系に転職する前に知っておきたい6つのこと
これから、外資系企業へ転職する前に知っておきたい6つのことを紹介しますので、未経験者の方はぜひ参考にしてください。
- 完全成果主義
- 報酬の仕組み
- 企業文化
- 求められる英語力
- 本国の組織体制・スケジュール
- 就労条件・福利厚生
完全成果主義
未経験の状態で外資系企業に転職したいという場合に知っておきたいことは、外資系は完全成果主義であるということです。
外資系の場合は、例えプロジェクトを進行中にミスをしたとしても、そのミスをカバーして結果的に成果を達成することができたら問題ありません。
ただ、全く結果を残すことができないという場合は、日本の企業と異なり解雇通告をされることもあります。
年齢を重ねるごとに仕事をしなくても高給料がもらえるというシステムではなく、仕事をして結果を残した人に高い給料が支払われるというシステムなので、本当にキャリアを磨きたいという強い意志がある人に外資系への転職はおすすめです。
報酬の仕組み
外資系企業における報酬は、ベース(年俸)とインセンティブ(賞与)の2つの構成で成り立っています。
ベースの12分の1の金額が毎月支払われ、業績の成果によってインセンティブが支払われるシステムになっています。
なお、営業職の場合はコミッション制度が設けられており、営業成績によって報酬がアップするため、本気で仕事をしていきたいという人にとっては納得のいく報酬体制となっています。
ちなみに、外資系企業では退職金や福利厚生がないため、日系企業と比べると年収800万円以上という高い年俸設定になっています。
企業文化
未経験の人が気をつけておきたいのは、企業文化を知っておく必要があるということです。
例えば、アメリカに本拠地がある外資系に転職したいという人は、アメリカ人がどのように働いているのかという企業文化を勉強することが大切です。
アメリカを含めて、ヨーロッパや海外の企業では、自分が積極的に仕事を見つけに行くという勤務体制になっています。
日系企業だと上司から与えられた仕事をコツコツとこなして、毎日遅刻せずに出勤することで出世の道が開かれますが、外資系の場合はフレックス制のことが多く自分の好きな時間に出社して仕事をする体制となっています。
その代わり、自分のプロジェクトを成功させて企業に貢献することが重要なポイントとなります。
求められる英語力
外資系に転職する場合は、やはり英語力が必要となりますが、ネイティブレベルのようにベラぺらでなくても転職をすることは可能です。
一言で外資系といっても、社内には経理や事務など様々な部署や役所があります。
営業職であれば外国人と常にコミュニケーションを取る必要があるため、TOEIC900点以上のビジネス英語力とが必要となってきます。
ただ、社内での仕事が多い経理や事務職であれば、対日本人と働いくことが多いため高い英語力は必要ではありません。
日本にある外資系には外国人も勤務しているため、日常会話程度の英語力はあったほうが転職を成功させる可能性は高くなるので、これから外資系へ転職したいという人は英語を勉強するようにしておくことをお勧めします。
本国の組織体制・スケジュール
外資系企業に転職する前に知っておきたいことは、本国のスケジュールや組織体制に則って仕事をする必要があるということです。
日本にある外資系だからといって、日系企業で働いていた時と同じ感覚で働いていたら他の日本人社員や外国人社員から、あまりよく思われないという残念な結果になってしまいます。
アメリカの会社であれば、その国のスケジュールに合わせて働くという姿勢を見せることが大切です。
就労条件・福利厚生
報酬の仕組みでも説明しましたが、日系企業と違って外資系の企業では福利厚生や退職金が存在しません。
日系企業では終身雇用という制度があるため会社が退職金を貯蓄してくれますが、外資系の企業に務めた場合は自分で退職金を貯蓄する必要があります。
また、住宅手当などの福利厚生もないため年俸が高く設定されているということを、外資系未経験者の方は理解をしておきましょう。
ポイント押さえて未経験でも外資系への転職を成功させよう
今まで外資系企業で働いたという経験はないけど、未来のある外資系への転職を成功させたいという未経験者の方は、今までに紹介した外資系への転職のコツを掴んで事前準備をするようにしましょう。
また、未経験の人は自分一人で転職活動が難しいかと思うので、外資系に強い転職エージェントを利用してキャリアアドバイザーと一緒に自分に適した外資系企業へ転職することをおすすめします。