
転職活動は在職中にする人がほとんど。
転職活動にもお金はかかるし、生活費だって必要なので、収入は確保しておくのが得策だからです。
でも、もしも在籍中の会社に転職活動をしていることがバレたら、嫌ですよね。
もしバレたら、上司や同僚はどんな顔をするだろう?と、心配な人も多いでしょう。
この記事では、在籍中の会社に転職活動していることがバレる理由や、バレたらどうなるか、バレないためにどうしたらいいのかを解説していきます。
目次
転職活動が在籍中にバレる5つの理由
バレないようにしていたはずなのに、上司に転職活動していることがバレていた。
そんなことになったら大変です。
在籍中の会社にはなぜバレてしまうのでしょうか?
その理由は、この5つのどれかなのです。
- 同僚や上司に相談したから
- 業務中に転職先と電話やメールをしていたから
- 転職活動で休みが増えたから
- 休日にスーツ姿を見られたから
- 社用パソコンに転職サイトの履歴が残っていたから
それぞれについて詳しく説明しましょう。
1.同僚や上司に相談したから
迷いや悩みがあると、人は誰かに相談したくなります。
転職についての悩みを、身近な同僚や上司に相談することもあるでしょう。
上司や同僚が、転職経験のある人なら尚更です。
しかし、上司や同僚に相談したら会社にバレたという人はかなりいます。
相談相手の上司や同僚からバレるのはもちろん、相談している話を聞いてしまった誰かからバレることもあります。
社内ではなく、居酒屋などで飲みながら話したとしても、近くに会社の関係者がいてバレたなんてことも。
上司や同僚に転職について相談することは、バレるリスクを上げてしまうのです。
2.業務中に転職先と電話やメールをしていたから
仕事中に、転職関係の連絡が来てバレるケースもあります。
会社で電話を受けて、「面接」や「履歴書」などの単語をうっかり発してしまうと、在籍中の会社に転職活動中であるとバレるのです。
また、メールだから大丈夫だと思っても、パソコンやスマホの画面を誰かに見られてバレることもあります。
メールの内容ではなく、タイトルなどに「書類選考通過のお知らせ」とでもあれば、転職活動しているのは確実。
誰も自分のことなど気にしていないだろうと思っても、見られたくないときほど見られていたりするものなのです。
3.転職活動で休みが増えたから
転職活動をしていると、平日に面接が入ったりすることも多いです。
平日は今の会社での仕事もあるので、休みを取って行く必要があります。
しかし、今まで有給休暇なんて取ったこともなかった人が、急に週2~3日休みを取るようになったら、何かあったのかな?と思われ、バレたりもします。
また、これまでレジャーなどで休暇をそれなりに取っていた人でも、週の真ん中に休むことが増えると「もしかして転職?」と疑われ、バレることになるのです。
4.休日にスーツ姿を見られたから
転職活動で面接や企業見学に行く場合、服装はスーツになります。
行くときは、仕事の休みを利用して行く場合がほとんどです。
休日にスーツを着て出掛けている姿を在籍中の会社の人に目撃されてしまったら、「転職活動しているのかな?」と疑われバレることになります。
「スーツでどこへ行ってたの?」と聞かれて答えられず、転職活動を告白せざるを得なくなってしまうこともあるのです。
5.社用パソコンに転職サイトの履歴が残っていたから
転職活動を始めると、今の仕事より転職活動の方に力を注ぎたくなります。
仕事の合間に、ちょっとだけ転職サイトを覗いたりもしがち。
しかし、在籍中の会社で使っているパソコンで転職サイトを見たり検索したりすると、その履歴からバレることがあります。
自分のパソコンを見ながら同僚と仕事の話しをしていて、インターネットの閲覧履歴や検索履歴がふいに見えてしまうこともあるのです。
転職活動が会社にバレた時の3つの対処法
転職活動が実際に在籍中の会社にバレてしまったら、どうしたらいいのでしょうか?
そんな事態に陥ったときに取るべき対処は、以下の3つです。
- 正直に転職活動をしていることを伝える
- 転職理由をロジカルに説明する
- 基本的に転職活動の現状は深く伝えない
では、対処法を1つずつ解説していきます。
①正直に転職活動をしていることを伝える
転職活動をしていることが在籍中の会社にバレたとしたら、まずは正直に転職活動中であることを認めましょう。
同僚や上司の中には、転職活動は裏切り行為だと思う人もいるかもしれませんが、罪を犯しているわけではありません。
転職活動はしていないと嘘をつきたくなるかもしれませんが、その嘘が更にバレたとき同僚や上司から「信用ならない奴」というレッテルを貼られてしまいます。
バレてしまったのなら、正直に話してしまいましょう。
②転職理由をロジカルに説明する
転職活動をしていることが在籍中の会社にバレてしまったら、ほぼ間違いなく上司から個別に転職理由を聞かれます。
納得のいく説明が得られない場合、上司は会社に残るように引き留めてくるでしょう。
仕事ぶりを評価して引き留めてくれる場合はいいのですが、部下が退職してしまうと上司自身の査定に響くため、引き留めている場合が多いです。
この引き留めに遭わないために、転職理由はロジカルに説明できるようにしておく必要があります。
なぜ転職するのかきちんと説明できれば、上司は引き留めるどころか応援してくれるかもしれません。
③基本的に転職活動の現状は深く伝えない
転職活動をしていること自体がバレることになっても、今どの段階なのかまでは、本人以外は知りません。
求人情報を眺めているレベルなのか、実際にエントリーしているのか、はたまた既に内定寸前なのかは、言わなくてもいいこと。
転職活動が今どういう状況なのか在籍中の会社の人が知ったら、妨害に遭う可能性もあります。
転職活動をしていることは認めつつ、詳しいことははぐらかしてしまうのがベターだと言えます。
転職活動が会社にバレないよう4つのやるべきこと
転職活動中であることが在籍中の会社にバレるのは、できれば避けたいこと。
バレないようにするには、以下の4つのことを行う必要があります。
- 転職先からの電話やメールに気をつける
- 社用パソコンで転職情報を調べない
- 同僚や上司に転職について話さない
- 有休などの休みの取り方に注意する
ここから、この方法について詳しく見ていきます。
1.転職先からの電話やメールに気をつける
転職活動中は、転職サイトやエージェント、応募した企業などから様々な連絡がきます。
特に合否の連絡など、すぐにでも確認したいものもあるでしょう。
しかし、仕事中に転職関係の電話やメールを受けることは、在籍中の会社に転職活動がバレることに繋がりかねません。
転職サイトやエージェントには、あらかじめ連絡する時間帯を指定しておくとよいでしょう。
さらに、連絡先の登録名は転職関係だとわからないようにし、スマホの画面を覗かれてもバレないようにしておきましょう。
2.社用パソコンで転職情報を調べない
会社支給のパソコンを使ってインターネットが出来る場合でも、仕事の合間に転職情報を調べるのはやめておきましょう。
社用パソコンのインターネットの閲覧履歴は、ふとした瞬間に他の人の目に触れ、バレる恐れがあります。
さらに、閲覧履歴を削除していても、ブラウザなどのレコメンド機能で転職関係の広告が出てしまい、転職情報を調べていたことがバレる可能性も。
隙間時間を活用したくなる気持ちはわかりますが、転職情報は家に帰ってから自分のスマホやパソコンでゆっくり収集しましょう。
3.同僚や上司に転職について話さない
同僚や上司とキャリアの話になることもありますが、転職については何も話さないでおきましょう。
特に気を付けるべきは、お酒の席。
仕事観やキャリアビジョンについての話になったとき、ぽろっと転職のことを話してしまってバレることになりがち。
お酒の席のことだからオフレコにしてくれるかと思いきや、そのまま会社に伝わってしまうこともあるのです。
人の口に戸は立てられないので、バレたくなければ同僚や上司には転職の「て」の字も出さないのが得策です。
4.有給などの休みの取り方に注意する
転職活動をしていると、平日に休みを取って面接などに行かなければならない場合も多いです。
平日に休みを取るとき、週の真ん中にランダムに休むことが続くと、転職活動を疑われてしまいます。
なるべく週末や週初めに、土日と連続して取ると、レジャーや家族サービスという言い訳も使いやすく、疑われにくいです。
また、これまで全然休みを取らなかった人は、休みを取るだけで疑われます。
有給休暇の申請に理由は必要ないのですが、同僚や上司から雑談の延長で聞かれたときに答えに詰まってしまうと、「まさか転職?」と思われてしまいかねません。
休みを取るもっともらしい言い訳も、考えておく必要があるのです。
転職活動が会社にバレた時の3つのリスク
転職活動が在籍中の会社にバレると、どんなことが起こるのでしょうか?
考えられるリスクは、以下の3つです。
- 上司や同僚の対応が悪くなるリスク
- 重要な仕事から外されるリスク
- 転職先に電話されて内定取り消しになるリスク
では、各リスクを把握していきましょう。
①上司や同僚の対応が悪くなるリスク
転職を考えるということは、在籍中の会社に少なからず不満があるということ。
ずっと働き続けようと思っている社員にとっては、あまり嬉しいことではありません。
転職活動をしているということを、在籍中の会社に対する裏切り行為だと思う人もいます。
結果、雑談を振られなくなるといったことから、夕方からの会議をセッティングされるなどの妨害じみたものまで、様々な仕打ちに遭う可能性があります。
転職活動中だとバレた場合、「裏切り者」として冷たい対応をされるリスクがあるのです。
②重要な仕事から外されるリスク
転職活動中だとバレると、「そのうち辞める人」として認識されてしまいます。
仕事の途中で退職されると、引き継ぎなどの余計な手間がかかるので、長期間継続的に担当するような仕事は任されなくなってしまいます。
また、動く金額が大きい商談や大口取引先の担当など、重要な仕事は回ってこなくなるでしょう。
退職するからと思っていても、良い転職先に中々巡り会えず、在籍中の会社に勤め続けるという選択をする可能性もあります。
そうなった場合、重要な仕事からは外されるメンバーとなってしまうリスクは、想像するよりはるかに大きいのです。
③転職先に電話をされて内定取り消しになるリスク
既に内定が決まり、あとは今の会社を退職するだけという状況になっても、バレることには慎重にならなければなりません。
退職の意思を伝える際、転職先が決まっていることまでは素直に言う方がスムーズですが、具体的な会社名などは口外しないのが得策。
転職先を知った上司や同僚が転職先に連絡し、前職での働きぶりを悪し様に報告するというリスクがあるのです。
こうなると、転職先の会社にも「悪い話をわざわざ報告されるほど人望がない人」だと思われてしまいます。
最悪の場合、内定を取り消されるということも起こり得るのです。
転職活動は会社にバレないよう対応に気をつけて
転職活動が今の職場にバレてしまうのは、自分の油断が招くこと。
良い転職先が見つからなかった場合に在籍中の会社に残る可能性を考えたら、バレると仕事がしにくくなってしまいます。
しかし、バレるのが怖いからといって転職活動を諦めてしまうのは、自分の将来の可能性を潰してしまうようなもの。
気をつけるべきポイントさえおさえておけば、在籍中の会社にバレずに転職活動をすることもできるのです。
注意深く対策し、在籍中の会社にバレたりしないように良い転職先を探しましょう。