
2014年まで5年連続で転職したい企業ランキング1位を獲得していたIT企業「Google」。
Googleの転職を考えている人の中で、「Googleの転職で成功する方法を知りたい」「転職難易度を知りたい」という方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、Googleへの転職を成功させる方法と転職難易度や採用基準についてご紹介します。
目次
Googleの転職は可能
Googleで働きたい人は、新卒者だけではなく転職者にも多いので、倍率は非常に高いです。
「高学歴でなければ難しいのでは?」と感じる方もいると思いますが、実はGoogleには意外な採用基準があるのです。
つまり、学歴は関係ないため、Googleの採用ポイントを理解し、しっかりスキルや考え方が備わっていれば決して不可能ではありません。
本記事では、Googleが採用する時に見るポイントや成功する方法について紹介しているので、まずはGoogleが求めるものを理解するところから始めていきましょう。
Googleという企業について
Googleは、2001年に設立されたグーグル合同会社が提供するサービスです。
検索エンジンのアルゴリズム(検索順位を決めるルール)やGoogleマップ、Google翻訳、オンライン広告、YouTube、Gmailなど数多くのイ ンターネット関連サービスを提供しています。
検索エンジンの分野では、日本国内第2位で、Googleの検索結果が日本国内の98%を占めることになります。
Googleは、世界を代表するグローバルテクノロジー企業で、日本を含むアジア太平洋地域の売上は、グローバルの約4割を占めます。
会社名 | グーグル合同会社 |
本社所在地 | 東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー |
代表者 | 代表取締役 ピーター・フィッツジェラルド |
設立 | 2001年2月 |
資本金 | 1000万円(2015年12月31日現在) |
事業内容 | インターネットなどでの情報サービス |
転職難易度や採用基準は?
Googleの転職はどのくらい難易度が高いのか?
ここでは、転職難易度と採用基準についてご紹介します。
- Googleの転職難易度
- Googleの採用基準
一つずつ詳しく見ていきましょう。
Googleの転職難易度
Googleの転職難易度は非常に高く、「ハーバード大学に入るより25倍、倍率が高い」と言われているほどです。
Googleは、優秀な人材の募集しているため、即戦力となり得るスキルと経験、実績が求められます。
面接では、「フェルミ推定」と呼ばれる論理パズルに近い質問などでクリエイティビティを試すものが多く、「地頭力」や「発想力」が必要です。
他にも、英語でビジネスコミュニケーションができる能力や、プログラミング能力、リーダーシップなど、豊富な実務経験や優れたコミュニケーション能力が必要になります。
また、専門のスキルやノウハウを持っているだけでなく、新しい視点や経験をチームにもたらすことができる人材を求めています。
グーグルは、肩書だけでなくヒトを見る企業なので、熱意があって学び続ける意欲やGoogleらしい考え方がある人材であることが必須です。
Googleの採用基準
グーグルは、「個」のスキルと人物を重視しているため、日本企業ほど学歴は気にしていないようです。(グーグルの社員の半数は大学の学位を持っていない)
また、資格についても募集職種にもよりますが、採用面接を受ける段階では、必ず持っていなければならない資格は特にないようです。
ただし、最低限の応募条件として以下の項目を満たしている必要があります。
・4年生大学卒であること
・希望職種に類似する実務を3年以上経験したキャリアを持っていること
・ビジネスレベルの日本語・英語を用いたコミュニケーション力があること
一般企業と比べると、応募のハードルは非常に高いと言えます。
Googleの転職を成功させる4つの方法
Googleの転職を成功させるにはどうすればいいのか?
ここでは、Googleの転職を成功させる方法を4つご紹介します。
- 経験を積んでからチャレンジする
- 英語力を身に付けておく
- 転職エージェントを利用する
- グーグルの面接対策を行う
一つずつ詳しく見ていきましょう。
経験を積んでからチャレンジする
面接では、「〜した時の事を教えてください」「〜の例を教えてください」「あなたが行った意思決定について説明してください」といった形式で質問が行われます。
この質問に答えるには、Googleに魅力が伝わるプロセスを語れるよう、さまざまなチャレンジと経験が必要です。
もし、今の自分のスキルや経歴に自信がない方は、大手広告代理店や外資系IT企業で、経験を積んでからチャレンジすること良いでしょう。
その際は、募集しているポジションによっては、どんなスキル・言語の経験が求められるのか、異なるので、事前に確認しておくことが大切です。
また、プロセスや結果だけではなく、「入社してこんなことをしたという」というアピールができるようにもしておきましょう。
英語力を身に付けておく
グーグルの採用ホームページには、各職種の必須スキル・経験と、望ましいスキル・経験が書かれています。
つまり、ビジネスレベル以上に英語で筆記と会話ができることが必須になります。
会議やセールスでの会話、社内の資料は基本英語なので、ネイティブレベルの英語力とビジネスレベルのコミュニケーション能力を身につけておきましょう。
転職エージェントを利用する
Googleに転職するためには転職サイトや転職エージェントの登録をおすすめします。
転職エージェントがおすすめな理由は次のとおりです。
- 一般公開されていないグーグルの求人情報について入手できる可能性がある。
- 年収アップやキャリアなど待遇面の交渉を代行してくれる
- 書類選考や面接などGoogleに特化した対策を受けられる
- 部署の実態など、詳しい情報を教えてもらえる。
Googleの求人を探す時に活用できるのはもちろんですが、エージェンによっては、大手広告代理店や外資系企業を多く掲載しているハイクラス専門の転職サイトもあるので、経験を積んでチャレンジをしたい人にもオススメです。
転職先を探す前に、Googleがどのような役職を募集していて、どのような条件があるのか、1度目を通しておきましょう。
グーグルの面接対策を行う
Googleの面接では、次の4つに関わる質問が含まれるようです。
・リーダーシップ
・職務に関連した知識
・考え方
・グーグルらしさ
面接のイメージを付けたい時には、グーグルの採用ページに、エンジニアの面接の準備や質問例、解答例などを伝える動画が公開されているので、参考にすると良いでしょう。
また、グーグルの面接は英語で行われることが多いので、英語の面接対策本を参考すると良いでしょう。
Googleで働いた人の口コミや評判
Googleで働いた人の口コミや評判についてです。
口コミサイトに評価された声が掲載されているので、その中から一部を紹介します。
口コミ(1)定期昇給制度で3ヶ月に一度賞与あり
広告営業は3ヶ月に一度賞与あり。個人ではなくチームの成績、達成率によって賞与は基準の0%から設定されている。半年に一度、自身と周囲からの評価あり。相対評価。昇進は年に一度、過去の評価と現状のレベルでの実年収から比率が算出され、定期昇級となる。また別途譲渡制限付き株式ユニット(RSU)がある。昇格や評価によって割り振られるので、年収を押し上げる。確定申告は別途必要となる。昇格は半年に一度も、レベルごとの一定評価と期間が必要。飛び級などはない。
3ヶ月に一度賞与があり、昇進は年に一度あるのでそうです。
グーグルの平均年収は、職種ごとに大きく異なりますが、平均年収800~ 1,500万円と言われており、同業界のヤフー、楽天、サイバーエージェント等と比較しても高めの給与です。
さらにセールスの場合は、歩合やインセンティブがつくのでその分、収入も大きくなります。
ちなみに、各年齢の平均年収は次のようになります。
・20代前半:600~700万円
・20代後半:800~900万円
・30代前半:900~1000万円
・30代後半:1000~1500万円
IT業界の中では高い水準です。
口コミ(2)福利厚生が充実している
フリーアドレスではないが個室や半個室、簡単な情報交換できる場所など複数用意されており、環境を変えて仕事ができる。
飲食サービスのカフェテリアが利用できたり、オフィス環境も個室や簡単な情報交換できる場所が用意されていたりして施設や福利厚生が充実しているようです。
グーグルは、顧客満足度(Customer Satisfaction)だけでなく、従業員満足度(Employee Satisfaction)を高める努力をしている会社なので、社員が働きやすいようにあらゆる工夫をされています。
そのため、従業員の評判が高い水準にあります。
グーグルの福利厚生として以下の保証やサービスを受けることができます。
・育児休暇制度・退職貯蓄制度・死亡給付金
・ 愛犬と一緒に出勤(一部オフィス)
・ 健康サービス(トレーニングジム、診療所、マッサージなど)
・ 社員食堂・マイクロキッチン(好きな時にドリンクや軽食を飲食可能)
・移動美容室・ドライクリーニング
また、インテリアがグーグル特有のカラフルな色使いになっていることも、「仕事を楽しみやすい」と感じている社員が多いです。
口コミ(3)残業はほどんどなく有給がとりやすい
多様な働き方支援:リモートワーク可能。副業可能。周囲の理解が必要だが家族や自身の予定に応じたコントロールはしやすい(あくまで周囲との信頼関係必要)
グーグルの平均残業時間は20〜30時間程度で、同業界のヤフー・楽天等と比較しても少な目の残業時間です。
ただ、部署によっても分かるので、中には60時間程度の残業がある部署もあります。
ですが、自分のペースで働けるので、残業が多い人でも負担に感じている人は少ないです。(残業代も働いた時間分、きっちり出ます)
グーグルには、長時間労働は尊敬されないというカルチャーがあり、仕事時間量よりも結果が重視されるため、自分次第でワークライフバランスを調整することは可能な環境になっています。
また、有給休暇や長期休暇の希望休が取りやすいこともGoogleの魅力です。
そのため、仕事とプライベートが充実しており、仕事を楽しんで取り組む人が多いようです。
事前にしっかり対策をして挑もう
グーグルは、福利厚生が充実していて、給与水準も業界内でトップレベルなので、「世界随一の技術を持つGoogleで働いてみたい」という人が非常に多いです。
日本だけではなく海外大学からの応募者も多いので、競争率が激しく、採用基準が高いのが現状です。
そのため、事前にGoogleが求める経験やスキルを持っておくことが重要です。
転職エージェントでは、書類の添削から面接対策まで行っているので、誰かと一緒に練習したい場合は利用してみると良いでしょう。
あなたの就職活動の成功を願っています。