
転職を考える時、エージェントの利用を検討する方も多いでしょう。
エージェントで特に有名なのは、業界1位のリクルートですが、実際はどんな評判があるのでしょうか?
こちらの記事ではリクルートエージェントの評判と、利用に向いている人についてご紹介します。
目次
リクルートの転職エージェントの評判が知りたい!
リクルートエージェントは、国内最大手の大規模エージェントです。
その分登録者がとても多く、評判も良いものから悪いものまで色々です。
業界ナンバー1の非常に優秀なエージェントではありますが、中には至らない部分の意見もたくさんあります。
ここからは実際の利用者が感じた、悪い評判と良い評判を両方ともをご紹介します。
リクルートの転職エージェントの4つの悪い評判
リクルートエージェントは、業界屈指の転職ノウハウを持っていますが、決して良い口コミばかりではありません。
ここからは悪い評判を、正直にご紹介していきましょう。
- 求人企業の質が良くない
- 応募・入社への誘導が積極的過ぎて強引
- エージェントからのレスポンスが悪い
- キャリアアドバイザーに当たり外れが大きい
求人企業の質が良くない
リクルートエージェントでは、約30万件もの求人を保有しています。
多種多様な求人があり、中には質が良くないと感じる物もあるかも知れません。
しかし、アドバイザーは個人の市場価値にマッチする求人を、プロの目線から紹介しています。
もし、全求人の質が低いと感じたなら、実際のキャリア以上の高望みをしている可能性があります。
あまりに希望とかけ離れている場合はアドバイザーへ連絡し、希望の求人をもらえるよう打診するのも良いでしょう。
応募・入社への誘導が積極的過ぎて強引
キャリアアドバイザーは職種でいうと営業職に分類され、高い個人予算が与えられています。
特にリクルートは営業会社の風潮が非常に強く、達成思考が強いアドバイザーが多いです。
担当候補者が採用に至ることで自分の成績になるので、中には必要以上に応募を勧めたり、入社を急かしてくるアドバイザーがいるのは事実です。
意向に沿わないクロージングを行うのは、アドバイザーの仕事として本質的ではありません。
在籍スタッフの全員が強引な訳ではないので、担当変更を申し出るようにしましょう。
エージェントからのレスポンスが悪い
リクルートエージェントは登録者が非常に多いため、アドバイザー1人につき100名規模の転職者を担当しています。
そのため、アドバイザーとしても本意ではないものの、業務が回らなかったり抜けて落ちてしまうことがあります。
忙しそうだからと言って気を使う必要はありませんので、すぐに返事が欲しい場合は、メールの後追いで電話をしたりして転職者の方から催促するのがいいでしょう。
キャリアアドバイザーに当たり外れが大きい
リクルートは社員数が非常に多く、アドバイザーだけでも数えきれない程のスタッフが就業しています。
そのため、ベテランの手慣れたスタッフから入社間もない社員まで、様々な社歴のアドバイザーが在籍しています。
経験値がそれぞれなので、人によって業界の熟知度や提案のスキルなどの質に大きなブレがあります。
耐えがたい場合は担当変更を検討してみてもいいかも知れません。
リクルートの転職エージェントの3つの良い評判
リクルートエージェントには、もちろん良い評判もたくさんあります。
ここからは、良い評判をご紹介します。
- 業界最大手でノウハウが豊富
- 面接・履歴書などの対策が手厚い
- 面談・ヒアリングが細かい
業界最大手でノウハウが豊富
リクルートは、業界ナンバー1の優秀なエージェントです。
古くから人材のプロと周知される程、業界で地位を築き上げてきました。
そのため、ノウハウが社内で行き届いており、転職成功のための適切なアドバイスやヒアリングに定評があります。
転職にはコツも必要で、的を射た準備ができていないとそれだけで不合格になってしまう可能性もあります。
リクルートの正しいノウハウを利用すれば、個人で転職活動を進めるよりも合格率が高くなることでしょう。
面接・履歴書などの対策が手厚い
リクルートエージェントでは、経歴書の添削や面接対策を得意としています。
社内には企業担当のエージェントも存在しており、このポジションは実際に企業の採用担当者と会話をしたり、求人票を作成する役割を担っています。
そのため、企業担当は、求人の採用背景や求める人物像を熟知しており、常に社内で情報を共有しているので、アドバイザーはその情報を元に転職者へ詳細なアドバイスができているのです。
選考で見ている部分は企業によってそれぞれ異なりますが、リクルートでは企業ごとの対策もしっかりと行えます。
面談・ヒアリングが細かい
リクルートエージェントでは、初回面談での詳細なヒアリングを徹底しています。
求人数が多く選択肢も膨大なので、詳細に深堀することで紹介できる求人を明確にしています。
1人あたりに1時間以上かけて面談を行った上で、個人の要望が叶えられ、尚且つ現実的に合格が出そうな求人を紹介しています。
リクルートの転職エージェントを利用する時の3つの注意点
リクルートエージェントに登録する際、気を付けておくことがいくつかあります。
ここからは、リクルートを利用する際に注意すべきことをご紹介します。
- 利用できる期限が3ヵ月
- 悪い担当者に当たることもある
- 質の悪い求人も数多くある
利用できる期限が3ヵ月
リクルートエージェントでは、利用者のほとんどが転職先を3ヶ月以内で決定できていることから、サポート期間を登録後3ヶ月までと定めています。
3ヶ月をすぎても転職が決定しない場合、段々と提案できる求人がなくなってしまい、これ以上続けても紹介できる物がないと判断されてしまいます。
ただし、優秀な人材で3ヶ月後も紹介できる求人がある場合や、選考スケジュール上3ヶ月を超えてしまいそうな場合など、継続してサポートすれば転職が決定しそうと判断された場合その限りではありません。
利用期限が切れてすぐに再登録の申請を行ったとしても、紹介できる求人がない状態は変わらないので利用を断られてしまいます。
悪い担当者に当たることもある
キャリアアドバイザーは職種でいうと営業職に分類されます。
そのため、個人予算が与えられており、達成するためには担当する転職者の採用が決定し、入社に至る必要があります。
予算達成を考えるあまり、個人意向に沿わない応募喚起を行うなど、アドバイザーとして本質的でない行為をする担当者も中にはいます。
登録後、もしそういった担当者に当たってしまった場合は担当変更を申し出るよう、事前に心づもりをしておきましょう。
質の悪い求人も数多くある
リクルートでは、30万件もの求人を企業から預かっています。
そのため、全てが優良求人ばかりではなく、中にはブラック企業と言われるような質の低い求人も多くあります。
登録後は求人票に記載されている就業時間や、給与欄などを確認の上、怪しいと感じた場合は応募しないようにしましょう。
リクルートの転職エージェントはおすすめの人の2つの特徴
良評も悪評も数多くあるリクルートですが、一体どんな方の利用が向いているのでしょうか?
ここからは、リクルートの利用が向いている転職者についてご紹介していきます。
- 細かいヒアリングの上でなるべく多くの求人案件を提案してもらいたい人
- 面接・選考書類などの選考対策を求める人
細かいヒアリングの上でなるべく多くの求人案件を提案してもらいたい人
リクルートの強みは、豊富な求人案件数と詳細なヒアリング力です。
転職はしたいけど、何に適性があるのかわからない、自分にどんな選択肢があるのか不明、といったような状況で、プロの助言が必要な方にはとてもお勧めのエージェントです。
ある程度自分のキャリアを導いて欲しい、選択肢をたくさん提示してほしいという方には打ってつけかも知れません。
一方で、自分でやりたいことが明確、かつ自力で転職活動を進める自信がある方には、鬱陶しいと感じてしまう可能性が高いのでリクルートは向いていないでしょう。
面接・選考書類などの選考対策を求める人
基本的に、転職を進めるにあたってプロの助言が欲しい方は、リクルートに登録することをおすすめします。
書類に何を書けばいいかわからない、面接を突破できるような受け答えができる自信がない、といった方はリクルートで対策してもらうといいでしょう。
結果の合否に拘らず、どこがよくて何が悪かったのか、選考が終わるたびにその都度フィードバックをもらえるので、次の選考へ生かすことができます。
若手で初めての転職であったり、選考に自信がなく対策をしっかりと行いたい人にはおすすめです。
リクルートの転職エージェントの登録・利用の流れ
実際にリクルートエージェントを利用したい場合、どんな手配を行えばよいのでしょうか?
ここからは、リクルートエージェントを利用する際の手順をご紹介します。
- Step1:会員登録
- Step2:担当から電話・メールで連絡が来る
- Step3:初回面談
- Step4:求人案件の提案が始まる
- Step5:職務経歴書や履歴書の添削やアドバイスを受ける
- Step6:案件に応募する
- Step7:面接指導や模擬面接を受ける
- Step8:面接の日時が設定される
- Step9:内定と退職のサポートを受ける
Step1:会員登録
まずはホームページから会員登録をしましょう。
公式ページから、氏名や住所、連絡先などの必須事項を入力するだけで登録は完了です。
Step2:担当から電話・メールで連絡が来る
新規登録が済んだら、担当のエージェントからメールか電話で連絡が届きます。
そこで日程をすり合わせ、カウンセリング日を決定します。
Step3:初回面談
カウンセリングの日時がフィックスしたら、いよいよ初回面談です。
実際にリクルートへ来社をし、1時間程度かけて経歴、転職理由、希望する職種や業界をヒアリングしてもらいます。
Step4:求人案件の提案が始まる
面談でヒアリングが終了したら、実際に求人を提案してもらうフェーズへ入ります。
カウンセリングの場で多い方だと20求人程紹介を受けますが、面談終了後もアドバイザーから、マイページ上で求人の提案が続きます。
Step5:職務経歴書や履歴書の添削やアドバイスを受ける
応募書類は一度作成しておけば、基本的にどの企業の選考にも流用することができるので、まずは書類の作成に取り掛かる必要があります。
書類をアドバイザーへ提出したら、訂正箇所や書き方のアドバイスがすぐに届くので、指示にしたがって修正を行いましょう。
Step6:案件に応募する
書類の準備が整ったら、実際に応募する作業が始まります。
リクルートのマイページ上でどんな求人内容なのかを確認でき、良いと感じた求人にはページ上で応募できます。
Step7:面接指導や模擬面接を受ける
実際の面接前に、アドバイザーから模擬面接の提案があります。
業界や企業ごとに合わせて指導をしてもらえるので、模擬面接はうけるようにしましょう。
Step8:面接の日時が設定される
面接日時の設定は、全てアドバイザーを仲介して進みます。
日時調整は、マイページ上で行うことができます。
Step9:内定と退職のサポートを受ける
全ての選考に合格して内定通知を受けたら、回答期限までに入社の意思を返答します。
入社を決定した場合、現職中の方は退職交渉を進めなくてはなりませんが、ここで強く引き留めに合うケースが多いので、アドバイザーの指示に従いながらうまく進めるようにしましょう。
個人で進めるにはとても難しいフェーズなので、アドバイザーの助言を確実に聞き、慎重に進めるようにしましょう。
リクルートの転職エージェントに関するQ&A
ここからは、リクルートエージェント利用において、よくある質問についてご紹介します。
- Q1:リクルートの転職エージェントと他社との違いは?
- Q2:リクナビNEXTの違いは?
- Q3:リクルートエージェントのアプリで何ができる?
- Q4:面接対策や面接力向上セミナーでは何をするの?
- Q5:リクルートエージェントで転職に成功したら祝い金が出るの?
- Q6:退会する方法
Q1:リクルートの転職エージェントと他社との違いは?
リクルートと他社との違いは、圧倒的な保有求人数です。
国内2位のdodaと比べても10万件以上も多く保有しており、リクルート経由でしか応募できない求人も多くあります。
Q2:リクナビNEXTの違いは?
リクナビNEXTは、転職サイトです。
エージェントサービスではありませんので、事前ヒアリングや選考対策などの転職活動におけるフォローは行ってもらえません。
個人で対策し、やりとりも企業と全て直接行わなくてはなりません。
Q3:リクルートエージェントのアプリで何ができる?
アプリでは、書類の提出やアドバイザーとのやりとり、求人の閲覧、応募など転職活動の基本的なフローが全て行えます。
Q4:面接対策や面接力向上セミナーでは何をするの?
面接対策とはアドバイザーとマンツーマンで、企業の特徴ごとに合わせた面接対策を行うものです。
一方で面接力向上セミナーとは、選考通過のために役立つ情報をセミナー形式でご紹介するもので、希望者は無料で参加ができます。
Q5:リクルートエージェントで転職に成功したら祝い金が出るの?
リクルートエージェントで就職先が決まっても、残念ながらお祝い金はもらえません。
リクルートでは、お祝い金以上に手厚いサービスを売りにしています。
Q6:退会する方法
退会したい場合はアドバイザーへその旨を連絡しましょう。
もしアドバイザーと接点を取りたくない場合は、メールで退会する方法もあります。
リクルートの転職エージェントの評判を踏まえて上手く利用しよう!
リクルートエージェントは、利用者が多いので評判も様々です。
中には良くない担当者や質の低い求人もありますが、担当変更を依頼したり、悪質な求人はスルーしたりして上手に使いこなしましょう。
業界最大手であるリクルートのノウハウをうまく利用すれば、転職成功率は上がるでしょう。